吉田屋@府中市、閉店

子供の頃から知っているお店が閉店とのことで、行って来ました。府中駅前商店街の再開発を期に閉めるそうです。後日知ったが、この日は閉店前夜だったらしい。
けやき並木に沿ったお店で何十年もの間、どの位前を通り過ぎたでしょうか?数えることもできません。外の様子から変わっていないことは伺われます。テーブルの配置も変わっていないような?

驚いた!48年程前に亡き母と食事した席はここだと思う。あまりに変わっていないので妙な気持ちにさえなる。店内は年配者で賑わっています。

銭湯の様に天井が高いです。入口横で食券を買うシステムですね。お店は綺麗に掃除されていますが、壁のタイルなど昭和30年代の建築様式がそのまま残っています。
ある意味、貴重です。

覚えているのは、小学校の低学年だったか?妹も一緒だったはずだが?記憶にない程小さかったか? 懐かしさいっぱいだが残念な事に楽しい思い出では無い。あの時は定食を頂いたが、食べなかった。食べていないので味は分からない。
子供の私には「家庭で食べられる料理」の定食を、なぜお店で食べなければいけないのか?不愉快で食べなかった事を覚えている。母への面当てで、味噌汁にドボドボ醤油を入れて、わざと食べられない様にした。それだけはよく覚えている。
食べ物を粗末にしてなんと罰当たりなあ、と思うが、私はそんな子供だった。それ以前になぜ、お店に入ったのだろう?食べたいのは母だけだったのか?
閉店前日、この日はラーメンを頂いた。昔の味は知らないが、味はあまりにも普通だ。大昔、ラーメンは美味しい食べ物ではなかった。…そのままだ。申し訳ないが現代としては懐かしさだけだ…
話が脱線してしまいました。長い間、お疲れ様でございます。