ヴェジハーブサーガ@御徒町(2)

  • 後半です。

  • プレーン・ナン 自然な風味です。バランスが良いと言うのでしょうか?薄めの生地です。サックリ、モチモチ、ふんわりなどバランスが良く、さり気なく旨い!独特の「すっきりとした軽やかさ」があります。
  • トマト・ライス これも味が濃いですね。濃いと言っても塩分ではなく、味が強いのです。ドーサのチャトニと同じくドライトマトなのでしょうか?一緒に炊かれているナッツ(ピーナッツ?)が香ばしい。後述するチャナ・マサラに付いていたレモンを搾り入れたら、これまた良い風味で、別な料理かと思う程の味の変化が楽しめました。感動的で、これは旨いと、思わず「ポンと」膝を叩いたしまう感動です。

  • 左 チャナ・マサラ ひよこ豆のカレーです。これまた力強い味ですね!
  • 豆食べて、元気「モリモリ」って感じですね。菜食の方はこの料理を食べて「さあ、豆食った元気が出たぞー!」と思うのかもしれない。
  • サーガ・スペシャル(ベジタブル・コルマ) メニューに二種類の表記があって、「このスペシャルってどんな料理ですか?」と伺ったらベジタブル・コルマですと教えてくださった。 大きめの野菜がふんだんに使われていて、野菜のうまみたっぷりのカレーです。凄く印象的なのが「ジャガイモ」で食感が不思議なのです。粉っぽさがないというか?なぜか「凍み大根」を連想しました。
  • 調理方法を伺うときに私がジャガイモを凍らせるのですか?とお聞きしたら、「冷凍ものは使いません」とのお答えで、こちらも誤解が無いように日本の凍み大根を説明したのですが、上手く伝わりませんでした。いずれにしても何か一手間かけて、うまみを引き出している感じです。

  • 満足感120%ですが、最初のメニュー選びから気になっていた「カシミールナン」 おなかに余裕があったら頂きましょう・・と残しておいたものです。どうも「甘く、女性や、お子様に人気」と書いてあったと思う。食べられなければお持ち帰りすればいいので、宿題は早めに解決しようとオーダー。
  • カシミール・ナン おー、これって他店でカブ(ぷ?)リナンと呼ばれているデザート系のナンですね。レーズンやココナッツファインが入っていますね。ココナッツのフレッシュな感じが印象的かな?これ自体がデザートに思える。
  • ありがたいことに、チャイを頂いた。砂糖は別添えで、糖分を気にされる方には良い配慮ですね。この紅茶も良い茶葉では?深みがあり、食後にさっぱりと飲めるチャイでした。


写真は頂いたお土産。お菓子と思っていたパッケージの中身。たぶんお線香ですね。どう使えばいいの?


なんとなく「濃いとか深みがある」という言葉を沢山使っていますが、私のボキャブラリー不足で、この言葉しか出てきません・・野菜をインド式に精進させた感じというのでしょうか?日本人が野菜を上手に食べる為に工夫して来たものと、重なる思いがしました。ほんの一部の料理しか頂いていないのですが、そんな印象を強く感じます。
お店は午後9時を回った頃か?インドの方たちがお集まりになってきて、7〜8割はインドの方に。この界隈はインドの方のお店が多いですからね。菜食の方かはわかりませんが、本場の方も納得の味なのでしょう。

  • またお気に入りのレストランが増えてしまった!
  • 今回は料理を積極的に混ぜて食べませんでした。元々、個人的には混ぜるのは苦手ですが一品一品の料理が奥深く、引き込まれてしまったのが要因かな?
  • 再訪必至! 美味しかった。お誘いくださりありがとう! ごちそうさまー


精進料理についての良い著書です。「土を喰ふ日々・わが精進十二ケ月 」水上 勉 (著)

  • 後記:2010年1月24日
    • 個人的な考えですが、精進料理は食べられるものを最大限に工夫して「精進」したものなのでしょう。その考えの中には肉の代用食料としての野菜では無いと思います。広い意味では植物も生き物ですから、ありがたい気持ちで真摯に前向きに食事をする事が大切と、個人的には思っています。