露出など

桜の時期の3月からリバーサルを15本くらい撮ったか?やっと感が戻って来た。最初は慣れ親しんだカメラなのに露出の勘が鈍って思いの通りの作画に成らなかった。
そんな中でも露出計の無いブローニーカメラで撮ったものはイメージに近い。作画意図に合わせて露出を自分の頭で「一捻り」した事が良かったようだ。…そうなのだ大昔に沢山写真をとった時は露出計を鵜呑みにせず「いつも」そうしていたのだ。

そんな事もあり勘を取り戻すためにカメラをマニュアル露出にした。

  • まず露出を自分でイメージする。私の頭はISO400でのEV値が刻み込まれているので、その組み合わせやフィルム感度に合わせて調整すれば良いわけだ。
  • 加えてそれより撮りたいイメージが暗い場合は絞って…などと一捻りすれば良い。
  • Zeiss Ikonなどレンジファインダーではレンズの画角が狭くなるとファインダー像に比べ「中央部重点測光」の度合いが強まるとイメージすると良い様だ。カメラの露出計は視野全体をパンさせて、平均値を参考とした方が良さそうだ。

すると途端に露出が良くなった。撮りたかったイメージに近づいた。カメラの適正露出では無く「心の適正露出」に合わせた事で一気に解決された。前はいつも「こうしていたはずだが」すっかり忘れていた。そんなこんなで、このところ露出を考えるのみのスナップ写真で、現像から上がってきても気にかかる写真が一枚も無いなど面白くなかったが、お陰で勘が戻って来たのでよしとしよう。
Zeiss Ikonはシャッター幕からの反射光を測光している様だ。シャッター幕の中ほどがグレーに成ってるからか?90ミリとの組み合わせでは(覗いて見えるファインダーフレーム全体としては)中央部重点測光に近いように思う。また若干だが1/3絞りくらいの差だと露出計の表示に反映されないことも有るので、その辺は「心の露出計」を頼りにした方が正確なようだ(笑)

ちなみに写真のセコニック露出計は壊れているようだ。電池を変えたが動かない…(^^;;