ローストビーフ


晦日の事。クリスマス前日に買ったお肉。最近は熟成して食べるという習慣は無くなったようですが、牛肉は少し冷蔵庫で寝かせてから食べたほうが美味しいと思う。
食べごろを判断するのは「香り」経験的なものなので表現が難しいが、痛んでいるのとは違った風味がポイント。
程よく熟成が進んだ大晦日に食べることにした。イメージは表面を良く焼き、中まで火が通った上体にミディアムレアを目指したい。
調理器具はオーブンレンジではなくダッチオーブン(キッチンオーブン)で行ってみよう。
余談ですがキッチンオーブンはアウトドアよりも家庭のガスコンロで便利に作られた「脚無しの鍋」です。

問題は野菜と肉のロースと時間の差。多分一緒に調理すると野菜は火が通りすぎだろう、、、。時間差攻撃だ。

  • 肉に強めの塩、胡椒して30分ほど置きました。

  • ダッチオーブンを加熱し、サラダオイルを入れて熱々にする。肉の表面を一気に焼きます。最初は中華鍋で試したものの、家庭用のガスの火力の問題か?充分に焦げ目が付かないのです。そこで蓄熱効果の高いダッチオーブンで一気に焼きました。今度はいい感じです。
  • ダッチオーブン底にざるを置き、鍋底と肉が直接触れないようにして「じんわり加熱」です。普段の弱火よりは少々強めの火力で10分。


  • かごをはずして野菜を入れて、その上に肉を置きます。同じ火力で5分加熱。金串を肉に差して焼加減を確認して火を消す。ドキドキである!
    • 野菜は念のため電子レンジで5分くらい加熱しておきました。
  • 火を消して余熱で5分。都合20分が調理時間。一般的なレシピより短時間だけど、肉の大きさによるでしょう。
  • 肉を鍋から出して、アルミホイルで包み室温で30分寝かせます。
    • これを怠ると、切ったとたん中から肉汁が止めども無く出てきてトンデモナイことになりますのでご注意を!

さてドキドキしながら切り分けると、程よいミディアムレア具合。ローズピンクが実に旨そうだ!いやー、苦労の甲斐があったと一安心。


調味料は以下、とってもシンプルです。

  • 塩、胡椒
  • フレッシュローズマリー
  • にんじん、玉ねぎ、にんにく
  • ソース
    • 醤油、バルサミコ(少々)上手に出来たのか?肉汁がでなかったのでソースの元になる汁気が出ませんでした。

いたってシンプルな内容ですが、美味しいです!ソースはほとんど無しで元々の塩気と「柚子胡椒」で頂きます。柚子胡椒はかなり相性良し!
たまりません、、家でこの味なら何も言うことがありません。あー旨かった!
ごちそうさまー。