ほうとう(うどん)

iPhoneにて撮影。

  • 子供の頃、我が家の食卓に良く出てきた(と思う)メニューに「ほうとう」があります。子供の頃はあまりうどんが好きでなかった事もあり、良いイメージはありませんでした。
  • その悪いイメージのまま大人になって、あの料理は山梨の郷土料理と知ります。私は新宿生まれですが、祖母が山梨出身なのでその為、父親にとっては「お袋の味」だったのでしょう。私は結婚してからは食べ物の嗜好も随分と変化しました。歳をとって大人の味覚になった?ん?妻の料理が上手だからか?余談になりますが私母親の手料理の思い出が薄いのです。共働きだったせいで忙しかったのか?なぜか子供の頃の思いでは「店屋物」が思い浮かぶ程度です。

そんな嫌いだったほうとうも今は好きな料理ですが、妻は山形生まれなのでレシピを知る由もありません。嫁いで来て私の母親に教わったのか妻がほうとうを作る事も珍しくありません。面白いもので今ではほうとうは懐かしい感じがしますが、しかし母親の味とは結び付かないのです。単純に郷土料理として「アレは旨いんだよぉ・・・」と言う感じ。
この日、妻と私は打ち合わせが不足してて二人で別のものを買い出してしまいました。私は肉類と魚。妻はほうとうの予定だったらしい。寒かったので息子も「ほうとうと聞いて喜んでいます」

  • では私が作るか・・・

妻の場合は煮込みうどんと「ほうとう」の違いが明確ではないのです、先日の夕飯で「ほうとう」というので期待していると、なんとかぼちゃが入っていない!かぼちゃなしではほうとうとは言えないでしょう!幅広麺を煮込めばよいという物ではないのです。

  • ほうとうは麺を汁と具と一緒に最初から煮込んで食べる料理です。麺の小麦が汁に溶け出すので「ドロッ」とした汁になります。それをかぼちゃや季節の根菜類と一緒に少し煮崩れる位に調理するのです。この辺の具合は家庭の味ならではです。もともとは少ない食材を美味しく食べる知恵だったのでしょう。
  • 大笑いなのは「ほうとうの醍醐味」は二日目にあります。もともと少し煮崩れる位に煮たものを更に煮込んで、ごはんの「おじや」の様にしてしまうのです。水分が飛んで味噌や醤油が焦げて「おこげ」が出来るくらいがたまらなく旨い!なんとこれをごはんの「おかず」にして頂く食べ方もあるそうだ。凄いですね!チャーハンをおかずにして白米を食べるような感じです。


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